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執筆者の写真火菜子(KANAKO)

7:世界の影響で、この物語が私たちへ語り掛けるその内容に変化を感じることがあります。

「彼は先ほどから一人でじっと焚火の中で火が躍るのを見ていた。

そうしていると太鼓の狩人たちが次々となって現れ、いろいろ役に立つことを教えてくれた」

~物語『虹の戦士』より~

火を一人で見つめる音、空気、肌が乾燥していく感覚。

スピリットに語り掛けれられるように感じる独特な感覚。

そして、次に進むエネルギーを受け取るように感じる力強い感覚。



2008年にカナダの大地で、深夜レニーと二人きりで見つめる焚火を前に、意味不明の涙を流したことをこのシーンでは思い出します。

ポロポロと涙を流す私の横にいるレニーは私を慰めるでも、話しかけるでもなく、ただ隣に黙っていてくれました。

火の中で薪が燃える音が大地に響き続けていました。

そして「おやすみ」と静かにレニーに伝えてティピに戻った空気感を今も身体中が記憶しています。



この物語とのお付き合いが間もなく10年経ちます。

社会、世界の影響を多かれ少なかれ受ける時の中で、この物語が私たちへ語り掛けるその内容に変化を感じることがあります。

同じ物語にヘンに聞こえるでしょうか(笑)

けれど実際、「物語、変わりました?」

・・・何度も聞いてくださる方が時々言う言葉。

変わったのは、その方であり、語り手の私でもあり、そして世界。



今、COVID-19を始め、それに関わる物事を経験進行中の私たちへの物語の語り掛けの変化に私は少しここのところ動揺しています。

今この時だから受け取れるメッセージの神髄にもう少しで近づけるような。

でも純粋でないと簡単に遠ざかるような・・・。

そんなどきどきをここ数か月ずっと味わい続けています。



今夜20時からはZOOMで「虹の戦士のつどい」 です。

こちらは、満を持して、東京、金沢、千葉、淡路、大阪、徳島にて実際の場つくりをしていきます。

各地へ伺わせて頂きますので、一緒に輪を囲めたら幸いです。



心地よい呼吸、心地よい身体の動きを探求することから始める語り部教室は今、かなり情熱いっぱいです。

10月いっぱいキャンペーン中です。



そして、10月31日(月・満月)は、初めて『虹の戦士』の語りをさせて頂いた時からまるまる10歳の誕生日を迎えます。

長野の富士見町にあるとてもとても素敵なところで只今、企画を練っています。

ぜひ、予定を空けておいてもらえたら嬉しいです。



では、今夜、再会できる方はぜひ。

第6章:死を敬う

第7章:痛みを知る

の、世界をご一緒致しましょう。



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